~犬暮らしの案内人~加藤初枝です
昨日まではお家シャンプーの時のお話をさせて頂きました
今日はシャンプーの後のタオルドライについて・・・
シャンプーでしっかりと汚れや脂を洗い流した後、タオルで拭くことになるかと思います
タオルで拭き上げる前に体の水分を、全身を大きく振ることによって飛ばす行為をする個体が多いかと思います
シャンプー中に体を振ることを止めていましたが、シャンプーが完了したら是非体を振らせてあげてください
シャンプーの時、耳などに入った水分を遠心力で飛ばす効果もありますし、動きをセーブされていたことによるプチ(笑)ストレス発散の意味もあるかと思います
その際・・・
シャンプー前に用意してあったタオルなどを広げて防御すれば飼い主さん側に水滴が飛んでくることが防げるかと思います
写真は・・・
イメージでお借りしました( *´艸`)
プチストレス発散が済んだら実際に体を拭いてあげる作業になりますが・・・
お風呂場で洗っていた場合、すぐにリードを外して犬を自由にしがちですが・・・
この時良くあるあるなのが・・・
自由になったとたん
部屋中をブルブル水分を飛ばしながら走り回る・・・
という行為
しかも・・・
壁や、家具、ソファーなどに体を擦りつけながら走り回る
(;^ω^)
飼い主様から良く聞かれることなので経験されている方も多いかと思います
キレイに洗ったし、部屋中水滴まき散らされても問題ない!!って飼い主様は・・・
(;^ω^)
どうぞ、そのままで(笑)
ですが・・・
一つだけお伝えしておきたいのが
犬はその行為を健康上問題が出てきても止めない・・・
ということ
どういうことか?というと
シャンプー中、おとなしくしていて動きが止まった状態から
解放された瞬間に興奮度合いがMAXになる
これを・・・
例えば心臓病が出始めた場合でも犬は繰り返してしまう・・・ということです
病気だから、おとなしくする・・・
自分で先に考えて行動する犬はいません
いやいや、うちの子は心臓悪くなってからしなくなったよ・・・
という飼い主さんもいるかもしれませんね
でも、多くの場合
症状が進んで、走り回ろうとした瞬間に発作や体の不調を犬が感じる経験をしている、または興奮するほど体調が思わしくない
という場合が多いかと思います
犬が病気を患った時、なるべく負担をかけたくなかったら最初からその行為をさせないようにしておいた方が良いですね!(^^)!
では?
どうやって?
シャンプー後
①リードや紐で係留したまま(動きをある程度制限したまま)全身を数回振らせる
②ある程度落ち着いてきたら、首の付け根辺りを上から押さえて一度しっかり動きを止める(全身の動きを完全に止めた状態で2~3秒)
③犬が少し落ち着いてきたらタオルで体を拭く(この時なるべくゆっくりと手を動かす、押さえるように拭くと良いです)
④全身の大まかな水分が取れたら係留を外す
⑤濡れていない場所に動かして体の隅々までしっかりと拭く(足先など拭き忘れが多いので、指の一本一本を拭くようにするとしっかり拭けます)
全ての行程の最中、犬の動きが激しくなったら飼い主さんの拭き上げる【手】を止めてみて下さい
この時、体の一部は押さえていてもOK(逃げられないようにね)
但し、力が強すぎると反発力が強くなり、弱すぎると動きが止まらない状態になります
ポイントは犬が動き出したら、人は動きを止める
これを繰り返していくだけ
このひと手間が重要なんです
犬は興奮をあげるのは得意な動物ですが、興奮を止めていくのは難しい動物です
ですから物理的に飼い主さんが誘導してあげることが重要です
毛量の多い犬種や下毛の多い犬種などは
人間が水泳の時などに使うセーム(乾燥するとパリパリになるタオル?)などを使ったりするとタオルの量も少なくて済むかもしれません
タオルドライまでしっかりとしておけばこの後のドライヤーがとっても楽に済みますよ(^_-)-☆
明日は、ドライヤーで乾かすについて書きたいと思います