【大丈夫】の教え方

最近・・・
飼い主さんと犬の理解の仕方が【違う事】
犬に間違ったことを教えてしまっているケースが非常に多いな~と思う事がしばしば・・・

今日はそんなことについて書いてみたいと思います(^_-)-☆

 

愛犬を病院に連れて行ったとき
診察台の上に乗せますよね?

その時・・・

飼い主さんは【大丈夫、怖くないよ】と教えるつもりが
愛犬には真逆の意味で教えてしまっていることがある
なおかつ、大抵の飼い主さんが無意識にその行動をしている!!

って
ご存じですか?

 

犬は嫌な事からは

逃げようとします

 

診察台の上に乗せると、台から降りそう、落ちそうになって
飼い主さんは危ないから近づきますよね

すると・・・

大抵の場合こんな状態になります

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(協力してくれたサラちゃんとママ、ありがと~)

 

獣医さんのお話を聞きながら
ついついそのままの状態、もしくは愛犬を抱いてしまっていませんか?

犬は嫌だから必死でその場を離れたい・・・
ただそれだけ

診察台の上から逃げたいから
飼い主さんにかじりついてでも逃げたい
(飼い主さんに抱かれたら診察台から逃げられたことになりますよね?写真はその一歩手前だと思ってください)

飼い主さんが近づいて【大丈夫】と教えるつもりも
犬には【逃げていいよ】と教えてしまう事になります

逃げていいと教えられた犬は病院に行く度、同じ行動を起こします
もしかすると・・・
どんどんエスカレートすることも多いかと思います

病院は獣医さんにしっかりと診察をしてもらいたい場所です
体中どこを触られても大丈夫なようにしておくことが重要かなと思うんです

飼い主さんにしがみついたり、抱かれている犬を触る人間(この場合は獣医さん)は場合によっては噛みつかれることがあることも十分理解しています
だから、最近では診察室の奥で治療を行ったりするんだろうな~と個人的な意見・・・

 

では
どうすればいいか?

答えは

しがみつかせたり、抱いたりしない事

でも、落ちてしまいそうだし・・・危ないじゃない・・・

と思う方もいらっしゃいますよね?

そんな時はこんな感じで押さえてみて下さい

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犬の肩甲骨をしっかりと両手で押さえます

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この時、犬はしがみつこうと

上へ

よじ登ってきますから
押さえている両手を

下向きの力

を意識してみて下さい
ポイントはほんの少しの力を加える感じ
犬が上に来ないで大人しくしていたら力を半分くらいにして肩甲骨に手を添えているだけでいいです

しっかりと飼い主さんが押さえることで
落下防止にもなります

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飼い主さんの体から離して動きを止めることで犬もその場(診察台の上)に四つ足を着いて獣医さんの診察を受けることを学びます

【大丈夫だからっ】診察台の上で先生にしっかりと体を触ってもらいなさいっ!!

という気持ちで(*^^)v

もちろん!!
診察が全て終わったら抱いてあげてOK

左と右では犬が理解することが違うという事
知っていただけたらと思います

注)噛みつく犬の場合はまた違う押さえ方が必要な場合があります

 

多くの飼い主さんが無意識にやっています
ちょっと注意してみて頂けると愛犬も理解してくれると思いますよ♪