先月元気なお顔を見せてくれていたハッピーちゃん
昨日、ママがお一人で来店したので「?」
「ハッピーが亡くなった」と・・・。
ハッピーちゃんがF様の家族になった時からお世話させて頂いていました。もうすぐ12才になるところだった・・・。
先月も元気にトリミングに来てくれて目立って悪そうなところも見当たら無かった・・・。
何があったのかお聞きすると、
心不全・・・。
以前から心雑音があるとは伝えられていたのですが、そのうち検査をしましょうと言われていたので飼い主様もそんなに悪い状態とは思っていらっしゃらなかった。
それが具合の悪くなった時は「ハァハァ」と辛そうに呼吸をし、すぐに病院へ連れて行ったところ、肺に水が溜まった状態。
すぐに肺の水を取り除く点滴をしてそのまま入院。
翌日、昼過ぎに「今、亡くなりました」と連絡が来たそうです。
余りにもあっけない最期で、ママも後悔の念が強く出ておられました。
私も似たような症状で初代のMIX犬のチコを亡くしています。
異変が見られたのは具合のわるくなる少し前の「食事」
12年間いつも食事の際にはお皿を洗ったかのようにキレイになめる子がほんの少しご飯を残した。
その時、私は「何となくいつもと違う」違和感を感じたのでした。
その数時間後から容態が悪化し夜中じゅう苦しい息の中、寝る事さえ出来ず(今から考えると肺に水が入っているので常に溺れている状態、横に寝てしまうと息が出来なかった)、そのまま24時間持たずに虹の橋を渡ってしまったんです・・・。
まさかこんなに急に逝ってしまうなんて・・・。
心の準備が出来ていなかった私は3か月近く毎日泣いて「何故助けてあげられなかったのか?」「あの時、こうしていれば・・・」と毎日自分を責めていました。
犬って最後の最期まで頑張ってしまう子がいます。
特に高齢になると、ほんの些細な変化が命取りになる事があると
身を持って経験させてもらいました。
トリミングの時も、いつもと変わった事が無いか?お聞きする事もありますが、困った事に飼い主さんがその些細な変化が「特別おかしい」と思っていないという事。
ですから、大抵トリミング後に私が違和感をお伝えし話を詰めていくと見えてくる事も多いんです。
その場合、本当ならトリミングはするべきじゃなかった・・・というケースもあります。
こんな些細な事、大丈夫でしょ~
は、高齢犬には当てはまらない事があります。
違和感を感じる事は少し気にして注意してあげて下さい。
気にしすぎも良くないですが、
「あれ?」と感じる違和感は、毎日暮らしている飼い主様だからこそ感じられるものだと思います。
ハッピーちゃんのママ・・・、
しばらくお辛いでしょうが、なるべく早くハッピーちゃんとの思い出が笑顔でお話しできるようになりますように
合掌