犬に何かを教える時・・・

~犬暮らしの案内人~加藤初枝です

昨日(正確には昨夜^m^)LINEグループ「わんず」で盛り上がった話・・・

わんずメンバーは只今「クレートIN」の練習、真っ只中~の方が数名いらっしゃいます。
話しはプールに行くけど(もちろん、犬!ですよ!!)行きませんか?から~
車乗車時の「乗せ方」になり・・・
(お店のイベントとして開催の時はマナーやしつけの為に必要な事をその子の出来る範囲で頑張ってもらう!!事がお約束です)
クレートが無理だから抱っこでも?から~の(笑)
移動バギーの種類の話になり・・・、その後、クレート練習の話になりました^m^

実は私は夜用事があったので、グループメンバーのくまこさん(以前、お店でのお散歩会など一緒に開催した方です)にほぼ丸投げ~だったのですが(くまこさん、ありがとう♪)

実際練習していても、言われた通りに出来なかったり、その先どうしたらいいの?と思うことも皆さん多いようで~
「出した課題が出来るようになったら投稿してね」と伝えるも、皆さん、何をどう伝えて良いのか?さえももしかして分からないのかな?と思っていたところだったのです。

昨夜は、お時間がある方などが投稿出来たようで私は用事が済んでから皆さんの投稿を読ませて頂きました(^_^)v

前置きが長くなりましたが、少しだけ補足をしたいな~と思ってブログを書きますね。

先ず、犬に何か行動を教えようとする時・・・。
例えば、「おいで」という言葉を教える時・・・、皆さんならどう教えますか?

犬に理解させることは「言葉=動作」です。
「おいで」と言ったら「足元まで犬にきてもらう」事です。
「おいで」で良くありがちなのは、近くまで来たら飼い主が近寄って捕まえようとするけれど、犬が逃げてなかなか捕まらない!!
皆さんの家のワンちゃん、大丈夫ですか?

これは、「おいで」と言っているにも関わらず、近くまで来た犬を足元まで呼び寄せる!!という最後の部分を飼い主さんの方で端折っていることが多いのではないでしょうか?
どういう事か?と言うと・・・近くまで来るけど止まるからそこで捕まえようと一歩前に踏み出してしまう・・・。という動作を飼い主さんがしてしまう事です。

これは我が家の凛の「おいで」です。
途中まで来てクネクネしていますよね。
ほぼ、私の前まで来ていますがまだ足元まではきていません。
一瞬凛に近づいたように見えるのは私が座ったからです。
その後、きちんと足元まで来ていますね。この、最後まで(足元まで)呼ぶ事が重要です。

それと、「おいで」と言ってからなかなかその場から動こうとしないので、声のトーンを変えてみたりしています。

よくあるのが、
「おいで」と言ってその後イタズラを「叱る」事です。
人間だって、叱られる事が分かっていながら呼ばれたら・・・?

出来ればそこに行きたくはないですよね。
だから、声のトーンを変えたのは凛に私が怒っていないよ・・・むしろ、楽しい事があるかもよ?!的な感情を伝えたかったからです。

こちらの動画は、「おいで」と指示を出した私を見てはいるけれど動こうとしません。
無視をしているとも理解出来るので、一度出した「指示」には絶対にしたがってもらう事が重要!!です。

さて、どうするか?
犬は比較的、座ってあげると近くまで寄ってきやすいのです。凛も私が座ると「おいで」と理解するようなので・・・(^_^)v
座ったあと、私の足元まで来る間・・・
その行動が間違っていないよ。と言う意味を込めて
「そうそう!!良い子」
と声掛けをしています。
犬は現在進行形で言葉がけをすると、動作が一致しやすいです。

また、こちらの動画は未来にオモチャを「放して」と伝えています

未来は・・・
どうやら携帯で動画を撮ると、いつもの行動をしてくれないようで・・・(^_^;)
仕方ないのでちょっとテンションをあげてオモチャを咥えてもらう所から始めました。

咥えたオモチャを「放して」欲しい。
でも、自分の好きなオモチャは取られたくないんです。
この動画では最初テンションをあげてしまったので、引っ張りの遊びに移行しようとしていますが、これは「放して」の動画を撮る為なので・・・、この映像内では「放して」の指示を無視している、ちょっと違うよの意味で「ア、ア」と言っています。

その後、口が疲れるタイミングを見計らって~
「放して」と言い、上手く放してくれたら「そういい子!!」です。
そして、もう一度すぐに咥えさせているのは「放して=オモチャを取り上げるのでは無い」を教えるため。
「放す」という行為と「取り上げる」は全く違う意味になります。

最後に、もう一つ動画を

これ、本当は「置いて」を皆さんに見せたかったのですが未来ったらいつもと違う行動をしてくれるので・・・

最初は「置いて」と伝えました。
いつもならここで、咥えたまま歩き回って自分から放さないので「置いて」の指示を伝え続けるのですが・・・(^_^;)

伏せて遊びに入ろうとしました・・・。
そこで、結果的に「オモチャを置いて私の足元まで来させる」が目的だったので、「ア、ア」(違うよという意味)と言うと未来が「?、あれ違ったの?」と思ってくれたのか?オモチャを口から放し少し動きが止まったので「おいで」に切り替えました。

その後、少し反応するもまたオモチャを咥えようとするので「ア、ア」と「違う」と伝え、未来の動作を見ながら「おいで」と指示を出し、上手く行動してくれている状態を「そうそう」と間違っていない事を伝えながら足元まで呼ぶことが出来ました。

見て頂いたように、動作を教える時に「叱り」は必要ではありません。
でも、「違うよ」と言う意味の言葉は必要です。
後は、「今」「その行動が間違っていないよ」という事を伝える事が重要なのです。

最後の動画はちょっと難易度が高いのかもしれませんが、犬に何をしてほしいのか?を明確にしておくことも飼い主さん側に必要だと思うので載せてみました。

動画は「誉め」と「叱り」についても撮ってみたので次回はそちらについて書いてみたいと思います。
お楽しみに~