食事前の未来

~犬暮らしの案内人~加藤初枝です

今日は我が家の長女、未来の食事前の様子について書きたいと思います。

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こちらのスライドショー・・・、
未来が来て間もないころ?(毛の感じから1年くらいは経っていたのかも・・・)です。(動画が無くてゴメンナサイ)

未来はシェルター育ちで、シェルターでは日中の殆どをケージの中で過ごします。
未来ももちろん、その生活を送っていました。
お散歩に出られるのは1日1回、10分も行けばいい方です。
そんな生活の中でやっぱり食べる事は犬にとってもかなりの楽しみです。
未来は、ごはんの時にとても広々とは言えないケージの中で高速回転して食事を待っていました。
毎日、毎食。
誰からも「それはイケナイ!!」と言われる事なんてないです。むしろ、(未来が騒ぐので)他の犬にも興奮が伝わるので「高速回転している未来」に「ご褒美のご飯」が一番に渡される事が多くあったようです。

この事から、未来の食事前の高速回転は習慣?ルーティン?になっていました。これで約3年近く暮らしていたのだから・・・。
直そうとしても難しい・・・(>_<)

でも、やっぱりこの高速回転は未来の体の負担や生まれつきの障害を考えると止めさせたかった(T_T)
2012.11月に我が家に来てから、試行錯誤が続きました。

この動画は少し前。
私の「こらっ」に反応して高速回転では無くなっています。
ですが、同じ時期の場所が変わると・・・

こちらの方が回転が激しいですよね(^_^;)

何故か?
場所も違うのですが、興奮を止める事が出来ていないのが最大のポイント。
初めの動画では私の声掛けが未来の耳に届く位の興奮です。
下は、私に未来が見えていないので上手いタイミングで声掛けして興奮を落とす事が出来てい無いのです(T_T)

これは、人間の都合で1階のお店で食事をあげた方が生活上楽だったのでそうしたのですが、結果としては大失敗(T_T)
ほぼ習慣となっているこのルーティンを未来が自ら止める事が出来ないのです。(これももちろん、興奮しているから・・・)

それでも、我が家に来た当初よりは大分声が届くようになったのも事実。
でもね、高速回転は無いのだけれどテーブルの周りを回る・・・。
これでも興奮が強くなって、滑って転んで腰を打つ(涙)

犬は動いている(吠えている)間じゅう興奮がどんどん増していきます。
興奮を自分では止められないのです。

そこで、ごくごく最近なのですが、やり方を少し変えました。
未来に「勝手を通させない」、それだけ。
そうすると・・・

短い動画ですが、座っていますよね。
最後のあくびは・・・頑張って我慢してますっ・・・的な(笑)

これは、食事の支度の途中。
あくび連発ですね^m^

かなりいい感じに仕上がってきました(^_^)v
かれこれ、もう5年近く(汗)

でも、確実に毎日毎食(最近は必ず面倒でも2階へ連れて行って食事をさせています)伝えているので変化もお分かり頂けるかと思います(^^♪

犬に何か「禁止」を教える時、「何故?その行動をするのか?」を飼い主さんが理解しなければなりません。
未来の場合、「ごはん=嬉しい」挙句、ルーティン(習慣)になっている(-_-;)
嬉しいから良いじゃない!!も、もちろん「あり」だと思いますが、未来には1日でも長く自分の足で歩いてもらいたいから・・・。
だから、その興奮を止めたい。
興奮をMAXに持って行かない方法、未来にとって響く合図は?を考えて「興奮=イケナイ事・禁止」と教える事にしました。

また、違うケースの場合。
例えば犬に吠えかかる。相手の犬が怖いから吠えているのであれば、飼い主さんが「怖くないよ」と教えるとか「怖いなら下がりなさい」と教えるとか・・・方法は色々あります。
でも、「ボク、やりまっせ~」の場合は「何言ってるの、あなたの態度はNO」と伝えるとか「お前が守ってくれなくていい」と伝えるとか・・・。

同じ「吠え」でも犬のきもちを理解しないと改善が難しいケースもたくさんあります。

我が家の未来さん、だんだん落ち着いてきています。
きっとね、フードを皿に移してすぐに「はい」と与えるだけならこんなに騒がないで済むのでしょうが・・・。
色々支度があるので・・・ねっ。

犬に何かを教える時、必要な事は

「犬を理解する事」

これが一番大事です。
人間とは考え方も物事の認識の仕方も違います。
「犬」が理解出来ればやり方なんてなんでもOK。

未来の高速回転は、未来が元気でいる間ずっと大変かもしれないけど・・・
言い続けますよ!!私(笑)
粘り強さも重要です^m^