~犬暮らしの案内人~加藤初枝です
今日のタイトル「うちの子、手足を舐めるのですが、何故ですか?」と良く質問を受けます。
トリマーですから長年見続けていて確かにそういう子が多いな~と思っていました。
飼い主様からお話を聞いて、当初は
寝る前の癖?
とも思いましたし、
獣医さんが、アレルギー、アトピーの診断をして投薬で治る姿を見ては
アレルギー、アトピーか・・・
とも思いました。
ですが、薬で改善されるケースは本当に最初だけでどんどん薬が切れなくなっていく状況を見続けています。(年単位なので最初は分かりません)
そして、手足から(または耳から)始まり数年後には体の体幹部分にも広がる事がある事が経験上分かりました 💡
また、舐めると言っても個体によって状況が違う事も分かりました
①手足は舐めるけれど、皮膚に炎症や異変はない
↓
②手足を舐めるので、毛が赤く変色しているが皮膚の炎症はない
↓
③毛が赤く変色し、舐めている皮膚は腫れあがりブヨブヨしている
↓
④爪の生え際に油性の汚れが溜まっている
④舐め続けるので毛が薄くなっている
↓
⑤耳や体にも炎症が広がる
という具合です。
薬で効かないのなら、何かトリマーとして出来る事は無いのか?といろいろ本を読み漁ったりしました。
皮膚のメカニズムを勉強すると先ずは皮膚を清潔にする事が大切で、その後のドライヤーでの乾燥が皮膚に良くないと分かりました。
それならば保湿が足りないのでは?と思いシャンプーにも気を付け、皮膚を清潔にした後に保湿剤の温浴(または保湿剤をスプレー)を試したこともあります。
ですが、良い感じを受ける事もありましたが、そのまま改善とまではいきません(>_<)
(ここまで何年も考え続けています・・・)
そして、ある時原点に帰ってみよう!!
と思いました。
犬が手足を舐めるのはストレスのせいだ
と、私がトリマーになった時に教えられた事を思い出しました。
その視点からいろいろ観察すると確かにストレスを抱える環境の子の方が手足舐めが強いのでは?という事が分かりました。
でも、それならどうすれば良いのか?
しつけをし直すのか?
散歩に行ってない子は散歩に行ってもらうのか?
でも、これは私が試せることではなく飼い主さんに実践してもらわなければなりません。
ですので、きちんとした結果が分からないままでした。
そんな時、4/19に開催する講座でお世話になるボタニックラボラトリーさんの栄養学の講座にいく事になったのです 💡
そこで、得た情報は・・・
私が長い間不思議に思っていたことの答えがもらえた感じがあったんです。
やはり、体の不調は食べている物が原因って事でした。
それが病気とまではいかなくても精神面で落ち着かない子でも栄養を強化すれば症状は改善されるという事 💡
たとえ話は、人間の子供の多動児のお話でした。
毛毟りや、足舐めが強い子たちに共通する精神的なストレスについても当てはまりそうな気がしていました。
でも、実際に試せる犬が私の周りにはいなかったんです・・・。
未来(みく)は精神的には落ち着いているタイプなので毛を毟ったり足舐めが強い事が無かったのです。
そんな時、二匹目に迎えようと思っていたトイプードルの「凛」と出会います(^_-)-☆
彼女は明るくて人が大好きで自己主張が強いタイプの女の子で、動きが激しい(笑)
正に、毛毟りや手足舐めが強いタイプの子でした。
正直、先住の未来は嫌いなタイプのテンションの持ち主だったんです^^;
それでも、迎え入れてみようと思った一番の要因はこのテンションがどこまで落とせるか?が知りたかったのです。
そして、ボタラボさんで聞いたお話が本当なのか?も知りたかった^m^
結果は・・・
長くなってしまったので今日はここら辺でおしまい(^_^;)
続きは明日必ず!!
お楽しみに~♪