門脈シャント、ご存じですか?

~犬暮らしの案内人~加藤初枝です

キャバリア食事

最近・・・、
「うちの子、ごはん食べないんです・・・」ってワンちゃんがとっても多いような気がしています。

我が家の先代の「ちょび」も仔犬の時、食事を摂りたがらなかったのです。

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(画像が粗くてごめんなさい・・・)
働いていたショップでほぼ一目ぼれして迎えたトイプードルの男の子でした。
仔犬の時は、ドライフードをオモチャの様にして遊ぶ事の方が楽しそうで、遊んでいる合間にフードを数粒食べる・・・という生活をしていました。
5才で去勢した後は嘘のように食欲がでて、3.7㎏だった体重は5.3㎏まで増えてしまい、その時からの血液検査で肝臓の数値は高い状態が続いていました。(それ以前は『若い』という理由で血液検査はしていませんでした)

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16才で肝臓ガンで亡くなるまで、肝臓の数値は常に高いまま、晩年は肝臓からくる痒みに悩まされ、これ以上薬が使えない体になってしまいました。
それでも寿命と言える年齢まで生きてくれたと思っています。

実は、先日・・・
あまり聞きなれない「門脈シャント」という病気を知りました。
「門脈シャント」(←日本大学の獣医学科の記事にリンクしています)
ボランティア活動のPALの代表の愛犬、紀州犬が食事を食べない・・・。と良く言っていたのです。

好んで食べるのはブロッコリーとヨーグルトだったそうです。
ドライフードも、肉も顔をそむけるのだとか・・・。
食べなきゃ、肝臓に血が回らない・・・と、去勢手術を受けました。
少しは食べるようになったそうですが、やっぱり食べない・・・。

見た目には元気で同居犬を追い回すほど(^_^;)

ある時、「門脈シャントを疑ってみては?」とアドバイス頂いて獣医さんで調べてもらうと・・・

かなりの重症!!
しかも肝臓内にシャントが出来てしまっている字状態で手術も相当大変だったそうです。
要は、体が食べる事で具合が悪くなると犬が分かっていて食事を摂らない状態だったようです・・・。

手術が上手くいけば、かなりの健康体になるとのことで手術に踏み切られました。

私も「門脈シャント」という言葉は何となく知っていましたが、どんな病気か?は良く知りませんでした。
今回いろいろお聞きすると・・・

フード(食事)を摂りたがらない
肉などのタンパク質は好まない
体が細い

個体は要注意!!
若くても、一度血液検査をしてみる事が良さそうです。
その時、肝臓の数値が高い状態であれば「門脈シャント」を疑って検査を勧めてみる事が必要かもしれません。

治療法は手術もありますが、投薬治療もあるそうです。
もちろん、病気も軽度から重度までありますから治療法は獣医さんとの相談の上となるでしょう。

ただ、この病気の厄介な所は
獣医さん自体があまりポピュラーな病気と認識していない所だそうです。
確定診断もCTで確認しないと出来ないそうです。(CTが無い病院では確定診断ができません)

こういう子に無理やり肉などのタンパク質を与える事は逆に体に良く無い事だという事・・・。

最初の話に戻りますが、
我が家のちょびは、門脈シャントでは無かったかも(?)しれませんが、長い間肝臓が悪く後天的にシャントになったのかもしれません。
亡くなる時、アンモニアが解毒できなくて脳に回った時に出る神経症状の様な痙攣を起こして亡くなりました。

もし・・・、
「うちの子・・・、食事を食べたがらないんです」という飼い主様がいらっしゃいましたら、この病気の事!!頭の隅にでも留めておいてください。

病気の時、獣医さんを頼る事はもちろんですが、頼り切るのは違います。
先ずは知っておくこと
おかしいな?と思ったら、獣医さんとよくお話しして下さいね。