動物取扱業の研修

~犬暮らしの案内人~加藤初枝です

自動代替テキストはありません。

本日、動物取扱業の研修日でした。
動物愛護法の法律で決められた年に1度の研修です。

3時間の講習を受けないと私たちは営業する事が出来ないのです。

動物=命を扱う仕事です。
しかも法律で決められたことなので、毎年研修を受けています。
最初の2限は大抵いつも同じような内容で、正直話し上手な方で無い事が多くいつも睡魔が・・・襲います(^_^;)

最後の3限は外部講師のお話があります。
今回はとっても興味深いお話でした(^_^)v

Animal Welfare(アニマルウェルフェア)
和訳すると「動物福祉」
意味は「動物の良い生活」

その動物らしい生活をさせる事

ペットとしても、家畜としても、実験動物としても・・・
その動物の命が無くなる瞬間までその個体が、本来の姿らしく、良い生活が送れる事

例として、畜産の豚が取り上げられていました。
2005年に「いのちの食べ方」という映画が公開され、ブロイラー(鶏)や養豚現場、農業に至るまでの機械化されて大量生産の為にずさんに扱われる動物や、農薬まみれの農作物の様子が流れているだけの映画だそうです。

少しだけ映像を見ましたが・・・。

人間って・・・
本当にどこまで横暴なのか・・・と考えさせられました。

講師の先生は豚を研究したそうです。
養豚の豚の病気に弱く、貧血は仕方ない・・・などという養豚の常識が、豚が豚らしく生活するための環境を用意したら全くそんなことが無かったという結果になったそうです。

養豚業の方のコスト面でのお話は、今までの狭い室内の施設では、病気に弱く貧血になりやすい豚の為の薬代がかかりましたが、屋外で飼育された豚は貧血も病気もかかりづらかったそうです。代わりに健康に動きまわるので食事代は室内で飼育される豚よりはかかる結果となりましたが、最終的にはトントンという事でした。(要は屋外飼育の方が健康的な豚という事でしょうか)

豚が豚らしく生活する事で健康的でしかも肉質も柔らかくジューシーとの事でした。

また、東山動物園の上野先生は動物園の動物たちがその動物らしい生活が出来る環境を整える為にいろいろ努力されているようでした。

私は犬を扱う仕事をしています。
犬が犬らしく暮らす事。
今一度考えさせられました。

犬が犬らしく暮らす事・・・

群れで生活する動物
上下関係を重んじる動物
犬種によっては「吠え」が強化されていたり「走る」こと「見る」事が強化されていたり・・・

やっぱりいつも考えている、「犬を知る事」が一番必要なんだな~と感じました。

私たち取扱業者が動物と暮らす飼い主様にして差し上げられる事・・・
やはり「犬を理解して頂く事」なんだと実感(^_^)v

これからも、より飼い主様と愛犬が幸せに生活出来るお手伝いを頑張って行きたいと思いました。

今回の研修は、ちょっと実りのあるものになりました。
この先も、この事を忘れないように~
常に頭においておきたいと思います。

以上、取扱業者の研修のお話でした(^_-)-☆