~犬暮らしの案内人~加藤初枝です
犬に何かを教える時(禁止・叱りではない、動作を教える時です)、段階があるのを皆さんご存知ですか?
例えば・・・
オスワリを教える時・・・
先ず、最初に教えなければいけないのは動作とコマンド(指示する言葉)を理解させる(一致させる)事です。
大抵の飼い主さんは、これは理解されていますよね。
「オスワリ」と言ったら、「犬が座る」を教えるという事です。
「オスワリ」のコマンドで「座るという動作」を100%自宅のリビングでは出来たとします。
この状態の時は、犬は「オスワリを知っている」という事になります。
ですが、例えば性格的に興奮が強い子や、怖がりな子は自宅から1歩外に出るだけで途端にオスワリが出来なくなる場合もあるのです。
興奮が強い子は外の刺激が強すぎて、飼い主さんの「オスワリ」というコマンドが聞こえない位の興奮になっていたり・・・
逆に怖がりの子は、外の物音にビクビクして同じように飼い主さんの声が届かなかったり・・・。
また、家族内でもお母さんのコマンドには従うけれど、お父さんには従わない(その逆もあり)とか
場所や、心理状態、指示を出す人間・・・などで
「オスワリ」を知っているはずなのに「犬がやらない事」ってあるんです。
先ず、落ち着いた室内で「オスワリ」が出来たとしたなら、屋外で試してみる。
この時、オスワリが出来なかったとしたら「何が原因なのか?」を考えてみて下さい。
例えば理由が外の物音が怖い・・・
なら、屋外でも「怖い対象の物音がしない場所を選んで」そこで「オスワリ」の練習を繰り返す・・・という「段階」が必要です。
どんな状況であっても、家族の誰が指示を出しても
「オスワリ」が出来る事が理想です。
ですが、大抵「犬が知っている段階」で人間側が犬が全て理解していると思い込んでしまいます。
この思い込みがあるがゆえに、「教えなければならない段階」を吹っ飛ばして・・・
教えたのに、出来ない愛犬に対して「うちの子は無理」と決めつけてしまう飼い主さんが多いのです(>_<)
また、仔犬の時に教えなかったから「うちの子は無理」と決めつけてしまう飼い主さんも多いですね。
確かに、仔犬の様に「失敗」などの経験が少ない場合よりは、「飼い主さんの指示に従わなくても怒られなかった」という経験を繰り返している成犬の方が厄介と言えば厄介です・・・(^_^;)
でも、犬に分かり易く伝える事が出来れば「出来ない」なんてことにはならないのです。
「うちの子無理・・・」って言う場合、
大抵、人間側の教え方に問題がある事が多いのです。
諦めないで、絶対に理解させる!!と思い続けて頂く事が出来れば必ず出来るようになります。
我が家の2匹は・・・
3才と4才で私の愛犬になりました。
ですが、私の言っていることは理解してくれています。
(長年のしみついた習慣?癖?は興奮が強いと、言う事が聞こえなくなりますが・・・^^;)
愛犬が出来ない事がある時は、どうぞ・・・
ご自身の「教え方」を振り返ってみて下さいね~(^_-)-☆