~犬暮らしの案内人~ 加藤 初枝です
今年の夏は猛暑とか・・・(>_<)
朝の最低気温が高め!!とか・・・(>_<)
ワンちゃんにとっては酷な季節がやってきますね。
その前に雨の季節、「梅雨」がやってきます。
日本の高温多湿の梅雨と夏はワンちゃんの皮膚の状態にも大きく左右しますね。
オレンジの〇で囲った部分が下の写真と同様に黄色いフケが出ています。
2種類の写真を載せてみましてが、黄色く見える部分が痒みの原因になっている菌繁殖の状態です。
痒みを促す菌は、犬の体から分泌される皮脂を餌に繁殖します。
これからの高温多湿は、菌がとても増殖しやすい時期になります。
これらの皮膚炎を改善させるには、どうしたら良いのか・・・?
もちろん、獣医さんでの診察や投薬も必要だと思います。
ですが、それだけに頼っていて皮膚炎が完治したケースは未だ見た事がありません。
では、どうしたら良いのでしょうか?
先ずは、菌繁殖が酷い時にはシャンプーで洗い流す事が重要です。
シャンプーの頻度は比較的短い周期になります。
ポイントは菌が繁殖しすぎる手前で洗い流す事です。
(シャンプーの種類や、頻度については個体によって違いますので、ここではお知らせできません)
また、被毛が長い場合は短くカットする事も必要かもしれません。
長い毛があると、皮膚を清潔に洗浄したいのに被毛が邪魔したりドライヤーの前に体を擦りつけるなどの時に毛玉になりやすく、その部分が生乾きになってしまう事もあるからです。
トリマーさんと相談の上お手入しやすい長さにカットしてあげる事も重要です。
その上で、食事の見直しが必要だと考えます。
以前はドッグフードの「あぶら」が悪影響を及ぼしていると考えていましたが、毎日の食事で摂らねばならない栄養素(特に微量栄養素のミネラル)が重要なのではないか?と考えています。
皮膚炎や、その他の病気の子は栄養の偏りと栄養失調なのではないか?という事です。
(この栄養の問題とミネラルに関しましては6月配信の動画「カロリーよりも栄養を」でご紹介しています。動画配信につきましては→「動画配信スタート」をご覧ください)
皮膚の痒みが酷いと飼い主さんも心配ですし、なによりワンちゃんも辛いと思います。
薬だけに頼らずに、日常のケアーと毎日の食事の見直しで高温多湿のこれからの季節、上手に乗り切れると良いですね(^_-)-☆