はじめてシャンプーレッスン

Jack Russell dog taking a bath in a bathtub

ホームページをリニューアルしてからページの中だけでお知らせしていた新しいサービス「はじめてシャンプーレッスン」について、今回は書かせて頂こうと思います 。

室内で人間と一緒に暮らすワンちゃんの場合、人間の都合でシャンプーが必要になったり、毛の伸びる犬種(トリミング必要犬種)は生涯トリミングが必要になります。

犬は「シャンプー」がどんなものなのか?は、経験しなければ分かりません。

最初の経験が人間側の手際の悪さや、間違った知識による間違ったやり方、個々の犬の性格を把握しきれていない・・・等の結果、「シャンプー=怖い事、嫌な事」とインプットされてしまう事があります。

そうなってしまうと、犬はシャンプーの度にストレスを溜める事になります。
ただでさえ、シャンプーが好きなワンちゃんは少ないもの!!

シャンプー嫌いになったワンちゃん達・・・
ケース1
今から25年前くらいはまだまだ犬をシャンプーに出すなんて時代ではなかった。
当時は中型MIX犬が多く、室外飼育が多かった。
仔犬の頃からシャンプーに慣らすという事も周知されていなかった。
毛が酷く抜ける春先(集団で行う狂犬病の接種も関係<汚いと恥ずかしい>してたかもしれません)に1度だけシャンプーを利用する飼い主さんが多かった。
1年に一度ですから、成犬になっている子が多く、また被毛の状態も毛玉になっていたりという事が多い。
そうなるとシャンプーの時間もかかるし、毛玉取りが痛かったり、まして犬に不慣れな新人トリマーが担当すれば手際も悪い・・・。
これで、シャンプー好きになる訳ないですね・・・

ケース2
飼いはじめた生後3か月のシーズー。
家に来てから1度もシャンプーした事が無いので、どうやってシャンプーすれば良いか犬を飼っている知り合いに聞いたら、「顔からシャワーをかけても大丈夫」と言われた。
言われた通り、顔からシャワーをかけたら鼻に水が入ってしまったらしくとても苦しそうにしていた。
以後、顔にシャワーが近づくと噛みついて防御するようになった。

ケース3
チワワを飼いはじめて、1年位した時にお店でシャンプーしてもらおうとトリミングサロンにお願いした。
すぐに電話がかかってきて、噛みついて出来ないからとお断りされる。
時間をおいて、何度か他店でお願いするも結果は同じ。
家でも嫌な事をすると噛みつくので、家でのシャンプーは水圧の強いシャワーのお湯を体にかけるだけ・・・。
8年間それが繰り返され、シャワーのヘッドが自分に向くだけで防御しようと噛みつくようになる。
シャワーの水圧が強すぎた事で、ヘッドがこちらに向くと嫌な、痛いお湯が自分にかかる事をすっかり学習してしまっていた・・・。

犬は経験で物事を判断します !!

犬にとって重要な出来事(良い事も悪い事も)は決して忘れません。
良い経験はそれで良いのですが、悪い経験をさせるとそれを上書きする事はかなりの時間がかかる事も多いですし、やる側の人間にも危険が伴うようになります。

仔犬の時に我慢できる範囲でのシャンプーをきちんと覚える事が出来れば、シャンプーの時に感じるストレスが少なくて済みます。

良い経験を1か月ごと3回続けてあげる事が出来れば大抵の犬はシャンプーがどんなものかを理解してくれます。
仔犬の場合、あまりにも早い時期(2か月齢位)からの3回では足りない場合もありますし、性格の問題もありますから絶対とは言えませんが・・・。

愛犬と暮らす上で、人間の都合に合わせてもらわなければいけない事があります。
その際に、愛犬が過度なストレスを抱える事が無いように・・・

飼い主さん付き添い型なのでシャンプーの仕方など実際に間近でご覧いただく事が可能ですし、愛犬との暮らしの中で出てきた疑問点や困り事なども遠慮なくご質問頂く事が可能です。
また、お家ですぐに使って頂けるように愛犬に合ったお手入れセットもお持ち帰り頂けます。

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もちろん、使い方の説明もさせて頂きます。
ご自宅でのシャンプーの時にきっと役に立つと思います。

このサービスについてのご質問やお問い合わせは下記のフォームからご連絡下さいませ。

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