ついつい・・・先を考えてしまう

~犬暮らしの案内人~加藤初枝です

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先日、facebookで見かけた記事
我が家もお世話になっているLet’sさんの記事です

「触らないで」

 

私も長年トリマーをしてきて
シニアのワンコたちのトリミングが大変にならないように・・・と常に念頭において仕事をしてきています

上の写真はシニアのワンちゃん
お母さんがトリミングに付き添ってくれていました

お店では
シニアのワンちゃんの飼い主様には付き添いをお願いすることがあります
シニアの子は

我慢が難しくなったり・・・
テーブルの上でじっと立っているのが難しくなったり・・・

そんな時、飼い主さんが一緒にいて
抱いて落ち着かせてもらったりすることで
シニアの子の興奮を高めることなくトリミングが出来る!!利点があります

 

ただ・・・
中には飼い主様でも無理なケースもあるのです

それはやっぱり・・・

若い時から、愛犬のいい様に飼い主様が動いてしまっているケース(;^ω^)

 

嫌な事は・・・
しない、させない・・・

 

例えば散歩でそちらの方に行きたくないっ

と、犬が言ったら
犬が行くほうについて行ってしまうとか・・・

 

例えばブラッシングするのに痛がって嫌がる

と、犬が抵抗したら
もういいか~と諦めて解放してあげるとか・・・

 

例えば抱っこしているとき、興味のある物に反応して犬が下に降りたがる

と、犬が動いたら
抱っこはもういいの?なんて言いながら下ろしてあげるとか・・・

 

犬の意思を尊重しすぎていませんか?

 

若い時は良いんです
元気だし、病気で薬をつけたりなんてこともないだろうし
食事の介助をしてあげることもない

 

でもシニアになると
病気が出てきて、投薬が必要になる(食欲が無くても投薬は必要)
体の関節などが痛み出すこともある
排泄が頻繁になり粗相が多くなる
目や耳が悪くなる・・・などなど

飼い主さんが手をかけなければならない場面が多くなります

 

毛の伸びるトリミング犬種の場合
年をとったからとトリミングが不要になることは無いんです
むしろ、若い時に感じなかった目や口回りのよごれが酷くなることも多く、同時に目が見えなくなってきたりしていると不安も感じることがあるのだと思いますが・・・

顔回りを触らせないようになる子も多いんです
中には噛みついて抵抗する子もいます

 

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先日来店してくれた17才のトイプーちゃん
てんかん発作などあって一時期大変だったとご予約の時に伺っていました

トリミング・・・
どうかな?と思っていましたが

とっても落ち着いていて良い子!!

 

実はこの子・・・
若い時は色々大変だったんです
色々手を焼いていて、常に「ダメ、NO」を犬に伝えていらっしゃったと思います

若い時
「ダメやNO」を知っている子たち・・・

シニアになってからてこずることが少ないと感じます

 

今犬が出来ない事、嫌いな事・・・
少しづつでも克服しておいてください・・・

出来ないよりは
出来るほうが絶対にいいです

 

もちろん
犬のとこやさんでは飼い主様が望む限り
シニアの子たちも問題なくトリミング受けています(新規のワンちゃんは難しい場合があります)

但し危険が伴うと判断した場合には
十分な施術が出来ない事も考えられます

 

その為に・・・
飼い主様には日ごろから

犬の苦手

を克服して頂くことをお勧めします

 

最期の時まで気持ちよく一緒にいるために・・・<(_ _)>