~犬暮らしの案内人~加藤初枝です
facebookでは【10日間ドッグチャレンジ】終了しました
8,9,10日目は・・・
まとめて書こうかと思いましたが・・・
個人で始めた犬のとこやさんになってからのお客様ワンコたちで・・・
思い入れが強く(笑)
やはり、二つに分けることにします(^_-)-☆
8日目のお写真は~
この子
アメリカンコッカースパニエルの女の子、ベティちゃん
実は大型ペットショップのお客様でしたが、独立するときに私について来てくださり!!
以降、亡くなるまで
お世話をさせて頂きました
確か生後4か月頃から毎月1回のトリミングをさせて頂いていました
コッカースパニエル
なかなかお手入れ部分では大変手間のかかる犬種です(≧▽≦)
私は・・・
手入れの事を考えたら・・・
一緒には暮らせない・・・(;^ω^)
と思う犬種です(笑)
どうしても暮らす場合は、多分全身を短くカットしてしまうかな・・・( *´艸`)
本来は
こんな感じで被毛を長くキープするのが、犬種のスタンダードです
ですが、コッカースパニエルは
皮膚炎が多い犬種でもあり、毛量が大変多い
特に私の知る限り・・・
ブラックは特にその傾向にある
写真の子も
例外なく当てはまるタイプでしたが
晩年、本当にお手入れ自体が体に負担になるまで・・・
(晩年、大切にしてきた毛を全身バリカンで短くサッパリさせた潔さにも拍手を~)
飼い主様は
3日に一度のシャンプー、ブロー
を欠かすことなくされていました
もちろん、スタンダードのスタイルを保ったままです(+o+)
これには本当に頭が下がる思いでした
トリミングに伺ってもいつもシャンプーの匂いが微かにしていて、毛量も多いのに毛玉一つなく!!
恐らく・・・
手入れを怠れば、すぐに皮膚が悪化する可能性もありそうな・・・
多少の炎症は出ていましたが、完全にコントロールしていました!!
飼い主さんには
獣医さんとのかかわり方:月一回先生全員にうな重の差し入れ(≧▽≦)、投薬の量や仕方
犬の食生活:それまで良しとされていたフードよりも格段に良いフードを探して与えていた
お手入れ:洗浄、保湿が完璧に!!使う素材は天然系
こんなことを教えて頂きました!!
そうそう!!
忘れてはいけないのが~コッカーは気が強い個体が多いんです
要は噛みつく犬が多いってことなのですが・・・
自宅で完璧なお手入れを3日に1回行うことって!!
絶対的にしつけの部分に大きく関わるんです
この子は高齢になった時、ほんの少し飼い主さんをてこずらせましたが、お手入れが出来ずに困った事にもならず
(噛みつく事も嫌がることも全て体調不良のせいだと飼い主さんは理解し、上手くかわしながらやるべきことをされていたと記憶しています)
最期の時まで飼い主さんがご自分で愛犬のためにしてあげられた事も、深く印象に残っています
このお写真
飼い主様から頂いたもので・・・
裏には
ブログ書きながら・・・
泣けてくる・・・(T_T)
こちらこそ・・・
ありがとうベティ
9日目のお写真は・・・
こちらは対照的なお話になってしまいます・・・
でも、忘れてはいけない事だし
時効かなと思うので
今回は少し詳細に記録として残したいと思います
重くなってしまうと思うので・・・
嫌な方は・・・
閉じて下さい<(_ _)>
この子、Pくん
犬のとこやさんがまだ路面店で車が往来する道路に面してお仕事していた時・・・
多分、運転中に見つけて下さった飼い主様がご来店くださいました
事情は詳しく聞きませんでしたが
どなたかから譲り受けた子でした
皮膚トラブルが大変で元の飼い主が手放したがっているところを、引き取られたと・・・
私がその子にあった時には
何件もの獣医さんを回っていて、既に薬漬けの状態でした
写真のポッコリお腹は・・・
恐らく?ステロイドの使い過ぎでクッシング症候群になっていました
そして・・・
シーズーに良くあるあるなのですが
飼い主様には、噛みついていました・・・
(私には噛みつきませんでしたが、噛もうとはしていました)
それでも・・・
皮膚のために頻繁にシャンプーをご利用下さり、獣医さんにも通っておられ
一見、問題がない感じだったんです
それが・・・
クッシングもあり、薬の量などを見直すための検査に病院に預けた時の事・・・
ケージからPくんを出そうとしたとき?(この詳細は分かりません)ケージから飛び出し床に落下
あごの骨を折り、下半身も付随になりました
飼い主さんは病院から連絡を受け
事情を聞き、安楽死を勧められたそうです
ですが、命を救ってほしい!!
と懇願し、顎にプレートを入れ
下半身不随は処置のしようがなく・・・そのまま
家での生活が変わりました
排泄も垂れ流すようになり、しかも下半身を引きずるので汚し・・・
行動を止めようとすれば噛みつき・・・
皮膚炎も排せつ物がついてしまうので悪化するし、臭いも相当になっていたと思います・・・
今までの1か月に一度のシャンプーでは難しくなってしまったんです
大変になり始めたころ・・・
Pくんを引き取ってくれないか?
と、飼い主様に相談を受けました
当時、私はペット不可のマンションで暮らし
店舗のある実家では母と祖母(祖母は介護必要)
高齢の愛犬、チョビがいました
引き取れる状況ではなかったこと
誰かに「命」を託すことが出来ない・・・私
唯一考えたのが
無償で1か月3日置きのシャンプーをさせてもらうこと
臭いが気にならなければ少しは飼い主さんも考え直してくれるかと・・・
もし、上手く行けばシャンプーは今後も無料でやってあげようと・・・
1か月間3日置きに通ってくださいました
確か、7月だったと思います
写真は三日おきのシャンプーの様子を記録と共に残してある中の一枚です
これはベティに教えてもらったこと
やはり、3日に一回シャンプーすればある程度皮膚の状態はコントロール出来ました
1か月後・・・
もし良ければ続けてやらせて頂きたいと飼い主様に申し出ました
飼い主様は・・・
ちょっと夏休みに入るし、用事があるから・・・
と
それから数カ月が過ぎ・・・
心配する気持ちも薄らいできたころ
1本の電話が
あれからPくん安楽死をしました
と・・・
今でも思い出すと辛いです
私が引き取れば「命」が守れたのか?
なりふり構わず、誰かにすがれば助けられた「命」なのか?
自分の頑固な意思が一つの「命」を消してしまったのか?
今でも深く考えます
でも・・・
大切な「命」だからやっぱり、自分自身の線引きは必要だと・・・
かわいそうで迎えたはずの犬が、自分たちに噛みつく
治療すれば治るはず?の病気が治らない
しかも状況は悪化
こんなはずじゃなかったんですよね・・・
きっと・・・
でも、人間と違う動物と生活するって・・・
そういうことなんだと思う
そういうことなんだと飼い主になる人には知ってほしい
詳細はずっと心に封印してきてしまったけれど
Pくんが生きて頑張っていたこと忘れないし、今でもちゃんと思い出せるよ
命の重さを教えてくれてありがとう
この機会に記録に残せた事・・・
良かったと思います
最後まで読んでくださった方々・・・
ありがとうございます
皆さんの迎えた「命」を最期まで看取ること!!
当たり前のことですが、重要な事です
そんなことを今後も伝え続けていきたいと思います<(_ _)>