~犬暮らしの案内人~加藤初枝です
先日の台風15号の被害を見て感じていた事でもあるのですが、犬が生きている間環境の変化を余儀なくされる事って確実にあるんだと思うのです
人間だけで旅行の時に愛犬をホテルに預ける
今まで専業主婦だったお母さんが働き始める
家族の入院で生活のパターンが変わる
親の介護で生活のパターンが変わる
子供の成長と共に新しい家族が増える・同居が始まる
住む場所が変わる(転勤・引っ越し・新築する)
・・・
これ位はどんなご家族でもあり得る事ですよね(^_-)-☆
そして・・・
今回のような自然災害・・・
犬は決まりきった生活の方が安心できるし、変化を好まない・・・
それでも、ある程度性格にキャパがある犬達は何とか対応してくれます
ですが・・・
飼い主さんが手を焼いている犬ほど
【キャパが狭くて変化に対応しづらい】
細かいポイントでその犬が気に障る部分がある・・・(気に障ると受け付けない・・・)
これって個性だけれど、正直それが面倒になる事も!!
我が家のこのお方
私と会うまでの3年近くはシェルターでの暮らしでした
ケージの中で1日の大半を過ごし、毎日変わるボランティアさんにお世話をしてもらっていました(ここは正直人見知りなんてない子!!と思っていました)
我が家に来るまでに、未来が経験してきた事です
一緒に暮らすようになって、意外とキャパが狭い子(>_<)という事が分かりました(考えてみたら当然の事です。シェルターでは限られた環境内での経験しかないから)
私は先代の「ちょび」に何の経験もさせて来ず、彼が高齢になってから生活のイロイロな面に変化が起こり・・・、「ちょび」に多大なストレスをかけた事
同時に
私自身がストレスだった事
(ちょびには変化しなくていい!!と教えてきたので、教えた人間が我慢をする事になるからです)
そんな経験があったから
キャパの狭い未来(みく)には少しでもキャパを広げる努力をしてきました!!
今、母の介護があり生活はかなりの変化をしています
未来は元々
実家で寝る事も出来ず、ずっとウロウロ・・・
早くお家に帰りたい(帰りたいって・・・隣だけれどね^^;)
何度も言われていました(笑)
それでも介護生活がどんどん進行していくことは予測できていたので、少しづつ環境に慣らすようにしてきていたんです
最近では、夜間も付き添いで就寝なのですが
未来がフリーで寝ていると夜中に母のトイレ移動などに反応する事が分かっているので、環境を整え同じ空間にクレートを用意
(注)これは2012年に未来を迎え入れた時の自宅リビングの様子です
この時のクレートを今は実家に置いています
シェルターで1日の大半をクレートの中で過ごしていた未来は、クレートの中が嫌な場所ではありません
逆に【諦められる場所】とでも言ったらいいかな?
おかげさまで
夜中に母のトイレがあっても、足元にまとわりつくことなく
良い子に寝ていてくれるので本当に助かります
未来も安心していられて
私もストレスを感じない
これが一番だと・・・
心底思います
自宅リビングでは・・・
こ~んな感じ^m^
寝たい所に寝ています(笑)
人間社会で生活してくれている犬達に感謝しかありません
何も教えなくても対応できる子(我が家の場合はトイプーの凛^m^)もいますが、未来のように対応できない子も多いんです
性格・個性を活かしながら人間も犬もストレスを最小限にしてあげる努力をしておいて欲しいと願います<m(__)m>